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2015年8月3日(月)

  • 2015年8月3日(月) 午後8時22分47秒

秋でもないのに

この辺りの里山もナラ枯れの被害が大きくなっている。
秋でもないのにまるで秋のように山の木々が茶色く色づいている。
でもそれは紅葉ではなく、近づいてみると木が枯れているのだ。
周りの里山を見回すとあちらでもこちらでも木々が色づいている。つまり、枯れている。お隣のご主人は熱心に里山保全に取り組まれていて、定期的に活動の報告をしてくださるのだが、かなり深刻な状態であるのがうかがえる。一致どうすれば良いのだろう。
調べてみると全国的にこのようなナラ枯れが起きているらしい。

林野庁のページによると、羽化脱出したカシナガ(カシノナガキクイムシ)は、健全なナラに飛来。集合フェロモンによって集中的にせん入し、産卵。このとき、病原菌であるナラ菌を持ち込む。

ナラ菌が感染した部分の細胞が死ぬと、道管が目詰まりを起こすため、通水障害を起こす。この結果、多くのナラは7月下旬頃から8月中旬にかけて葉が変色し、枯死に至る。持ち込まれたナラ菌は、孔道を伝ってまん延し、樹木の細胞に害を与える。また、卵からかえったカシナガの幼虫は、孔道内で生育する。そして羽化。これが繰り返されるらしい。


豊かな里山が茶色く変色していくのは危機的な予感がする。
この辺りで里山保全に取り組んでられる方々も皆相当な高齢者になってきている。
なんとかならないものなのだろうか。
こんなところにこそお金を使って欲しいものだ。

秋でもないのに不気味に色づく里山を見て思いました。

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