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2015年7月18日(土)

  • 2015年7月18日(土) 午後9時12分47秒

黙っちゃいられない

あまりのアホな政治に黙っちゃいられない思いで、円山公園音楽堂での集会とデモに参加してきました。
円山公園音楽堂にはたくさんの人たちが次から次へと集まり、入りきれない人たちは外で集会に参加しているようでした。
いろいろな立場の人たちがその思いを語られました。
国会報告から始まって、大学教授、弁護士会会長、お医者様、牧師さん、京都女の会の方達、学生さん、戦争体験記録ぼうくうずきんを発行している人、京大の先生。
それぞれ心に残るスピーチでした。
そして最後に集会アピールが読み上げられました。

わたしたちは、7月18日、円山野外音楽堂に満身の怒りを持って集まりました。
過半数の国民が反対し、9割以上の憲法学者、歴代の内閣法制局長官、元最高裁判所判事、全国の弁護士会、法に関わる圧倒的多数のものが憲法違反と断じる戦争法案を、安倍政権・与党は、衆議院で強行採決しました。憲法を尊重し、国民の代表たるべき国会議員が、憲法を無視し、国民の声を聞かずに暴走することは、許されるものではありません。
 国民と憲法を冒涜する安倍政権と与党に対し、私たちは主権者として最大限の怒りを持って抗議するものです。
 衆議院での審議を通じて、法案が、米軍などによる戦闘に自衛隊が地理的制限なく参加し、武力行使に加わるなど、まさに殺し殺される「戦争法案」であることが明らかになりました。
もはや世論の多数は、法案反対です。
 2015年7月15日。安倍政権・与党によって国民の主権が侵され、立憲主義平和主義が蹂躙されたこの日を決して忘れません。
私たちは、戦争立法を今国会で必ずとめるため、平和を愛し、戦争に反対する全国の市民と力を合わせ、京都から全力を挙げることを宣言します。

という集会アピールでした。

そして、京都市役所までの行進。
まだ祇園祭の最中の京都市内を歩きました。
かなりの人数でした。前方を歩いていたので京都市役所に到着解散のあと元来た道を逆に歩くと、最後の一団が祇園さんを出たところでした。
何しろ信号で分断されるから間延びしてしまいます。
車道を歩くのですが、歩道にいる人が拍手している姿も目につきました。
一緒に歩いたらええのに。

でも、行進の人よりも圧倒的多数の人が傍観者。
同じ思いを持っていたとしても、黙っていては傍観者です。

声を出さなければ。
でも、かつて、もっともっと凄い人数の人々が反対運動しても安倍さんのご親族は簡単に黙殺してきました。

民主主義国家では国民の最大の武器は選挙なのです。
声を上げることに躊躇している人も、恋人と仲良く京都を歩く人たちも選挙で意思を表すことができます。
 
誰かが言っていました。地元に帰った国会議員に今度またあのように主権者たる国民を、憲法を冒涜するようなことをしたらダメなのだと分からせるようにしようと。

立憲主義国家の骨格を否定する安倍政権を権力の座から引きずり降ろさねばなりません。

太平洋戦争史を学生の頃まなびました。
なんてアホな政治家がいたのだろう。
こんな人のためになんと多くの命が奪われたのだろうと愕然としました。
と同時にこんなに馬鹿な政治に対しなんとかしようとした人はいなかったのだろうか、何もできなかったのだろうかと思いました。
登壇した弁護士さんが言いました。
あの戦争の時、法の専門家であるはずの弁護士は無力だった。
だけど、今は憲法があるので自分の意見が言える。
憲法違反の法を廃案にしなければならないと。
 
私もこの時何もしなかったのかと問われた時、少しは頑張ったと言えるようにしたいと思いました。

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野外音楽堂は人で溢れました。仲良く参加されている年配のご夫婦、子供連れの若いご夫婦、外国の方、色々でした。

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