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2011年4月11日(月)

  • 2011年4月11日(月) 午後5時41分58秒

ふと気がつくと

 ふと気がつくと、庭の梅の花はもうみんな散ってしまっていました。
 ふと気がつくと、桃の花が満開になっていました。
 ふと気がつくと、ヒヤシンスが咲き、チューリップも咲いていました。
あの日から1ヶ月。柔らかな春の日差し、晴れ渡る青空。でも、心は晴れやかに春を喜ぶ気持ちにはなれずにいるのです。これは現実なのだろうかと、テレビに映し出される惨状を息をのむ思いで見ていたあの日。
あれから1ヶ月が過ぎました。
 大地震、大津波、そして原発。
地震も津波も太古の昔から地球の営みとして繰り返されてきた事かもしれないけれど、原発だけは人のつくった物。
 自然の営みは計り知れなくて、人の力では止める事はできない。だからこそ、今、いかに災害から身を守るか、いかに災害にさらされない都市づくりをするかが改めて問われている。
 でも、原発は人がつくったものだから、人が停止することができるはず。脱原発を掲げ、それに変わるクリーンなエネルギーをつくる事を目指す事が今回の大災害からの教訓とすべきだ。世界でも類を見ないプレートの境界線上に位置するこの国に、原発はあまりにも危険だ。処分の方法の無い放射性廃棄物を作り出し、制御不能に陥った時は、何十年も人の住めない土地を作り出す。
「科学の力を信じよう.原発を安全なものする事はできる。」と言ったようなことをテレビで言っている科学者がいたが、私は科学の力を信じるという事は、原子力に頼るという事とイコールではないと思う。科学の力を信じ、クリーンな再生可能エネルギーを開発すべきだ。
 また、今大きな余震が来た。息子からメール。とりあえず無事みたい。

 

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