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2014年2月25日(火)

  • 2014年2月25日(火) 午後10時44分49秒

カナダ旅行

イエローナイフでオーロラ鑑賞、そしてウィスラーでスキー。
わくわくしながら待っていたカナダ旅行。

 いよいよオーロラ鑑賞とスキーの旅です。
ところが、出発の前日大雪となりました。
15日夕方に出発なので、当日成田まで行こうと思っていたのですが、この分では危ないと思い前日成田まで向かいました。ネットでホテルも取り成田で成田空港に横着、ホテルに迎えのバスの事を電話すると、なんと私が予約していたのは3月14日。
ギョエー!
何とか追加料金で泊まることができたのですが、焦ったのなんの。
欠航便も出て、空港で一夜を明かした人もいたそうですから、ホテルで泊まれてほっとしました。
この雪は各地に被害をもたらしました。後で聞いた話ですが、ツアーのガイドの方のご実家では灯油がなくなり、彼が仕事でカナダにいたので妹さんが灯油をご実家まで届けたそうです。実家の近くまでは車で行けたものの、除雪ができていない800mのご実家までの道を1缶ずつ運んだそうです。彼は、「こんなに対策が遅れれば海外ならトップは糾弾され辞めさせられても然りの事態なのに日本はどうなってる」と怒っていました。
本当にその通りです。
普段雪の降らない地方にこのような大雪が起こればどのような事態になるかの危機感が無い。憂うべき日本の政治状況ですね。

さて、念願のオーロラ鑑賞とスキーの旅がいよいよ開始です。
成田空港を午後7時頃出発バンクーバーへ、バンクーバーからカルガリー、カルガリーからイエローナイフへ。
飛行時間8時間55分 バンクーバーで2時間、カルガリーまでの飛行時間1時間27分、カルガリーで4時間弱、イエローナイフまでの飛行時間2時間33分。
なんと19時間かけてイエローナイフまで行きました。

夜の19時に飛行機は成田を出発して東に向かうのですぐに夜が明けてしまいます。
寝ているような寝てないような。

カルガリー空港を出発したのは現地時間の19時20分
イエローナイフまでの飛行機は初めてのプロペラ機でした。
この日は満月。
飛行機からは薄雲がまるで海の波のように眼下に見え、それが月明かりに照らされて輝いていました。行けども行けども何も無い。時折雲の下にちらっと見えていた明かりさえそのうち見えなくなって、延々と極北の大地が続いているようです。

そのうち月に照らされていた雲海の様子が変わってきました。
氷の割れ目のような筋の有る大地が月に照らされています。雲が切れたようですが、やはり何も無い、人のすむ気配のない大地が延々と続きます。

飛行時間2時間半、やがて光が見えました。イエローナイフの町灯りです。
こんな北の大地に結構大きな町が有りました。
イエローナイフは金鉱山等の鉱物資源に恵まれ発展しているのだそうです。

空港は小さくて、飛行機から降り、歩いて空港の建物の中に入ります。
到着したのは現地時間の午後10時頃。
バスでホテルに着き、レンタルの防寒着に着替えてオーロラビレッジに出発。
23時頃からオーロラ鑑賞。

しかし、雲が・・・。
満月が雲の向こうで輝いています。
薄雲なのでしょう。
オーロラビレッジは、月明かりで、まわりがよく見えます。
雲は空を覆ったまま。オーロラは雲があれば見えない。
今日はダメかも。

ガイドの小市さんが3日の内で今日が一番確率が高いと言われたので、同じツアーの9人中私たち夫婦と姉妹の4人そして他のツアーの方3人だけが延長をして4時まで残りました。

延長の申し込み締め切りの後ぐらいから空が徐々に晴れて来ました。
延長をしない人たちがダウンタウンに帰った後、残った7人は6番ティーピーに。
人気がすっかりなくなったオーロラビレッジで、夜空を見上げてオーロラの光を待ちました。スーと薄い筋が見えて、あれがそうなのかな等と話していると、ヴィレッジの案内の方がそうですあれがそうですよと教えてくれました。月明かりがあまりにも明るいのでオーロラの光は白い筋のようにしか見えません。緑色に光るのではなく白く見えるので、かかっていた雲との見分けが難しかったのですが、すっかり空が晴れて光の帯が少しわかるようになってきました。

でも、思っていたようなオーロラではありません。
身体が凍り付きそうな冷え込みの中で、残った7人が凍った湖の上で夜空を見上げていました。あまりの寒さに時々ティーピーに戻って身体を温めながら・・・。
そして、3時45分になりました。帰りの集合時間は50分。「よし、最後の5分や」
と外に出てティーピーの後ろの林の方を見ていました。
木のあたりが何だか赤っぽい色だったのです。
そのとき、木の間からすーっとオーロラの光の帯が立ち登りました。
「出た!オーロラが出ましたよ。」
そのオーロラの光の帯はあっという間に空の端まで伸びて行きました。
光の帯は月の光の所為かやはり白っぽかったのですが、オーロラのカーテンがおりて来てゆらゆら揺らめいて本当に奇麗でした。
これや、これが見たかったんや。残っていた7人だけが見ることができたレベル4のオーロラでした。

学生時代物理学会で太陽風が地球の磁場にそっておりてくるその粒子を音に返還したものを聞かせてもらいました。「ピチュピチュ」と鳴るのでドーンコーラスと読んでいます。と言う説明でした。
今度はその太陽からの贈り物の光を見ることができました。

私たちはラッキーセブンや!
本当にたくさんの人がビレッジに訪れていたのに、この日オーロラを見ることができたのは7人だけでした。
この日のオーロラは4時に私たちが帰ると消えて行ったみたいです。
たった15分の光の舞でした。

残念ながら滞在した3日間でオーロラが見えたのはこの時だけでした。

そしてウィスラーへ。

もう一つの今回の目的はウィスラーでのスキー。
まさか、なんちゃてスキーヤーの私がカナダにスキーに行くなんて思ってもいなかったのですが、実現してしまいました。

ウィスラー&ブラッコムはとてつもなく規模の大きなスキー場です。
オーロラではついていなかった人たちにとっても、このスキーの3日間は最高でした。
天気は上々雪質は最高。
半日ガイドをグループでお願いして1日目はウィスラーを、2日目はブラッコムをガイドしてもらいました。
2人のガイドさんはどの方もすてきな方でした。シニアの団体である私たちをうまく案内してくれました。ガイドさんをお願いして正解でした。

この時期はちょうどソチオリンピックが開催されていて、2日目は女子の、3日目は男子のアイスホッケーの決勝戦がブラッコムのゴンドラ降り場のレストハウスでテレビ放送されていました。私たちは男女ともカナダの優勝の瞬間にレストハウスにいました。
皆さん一斉に歓声を上げ何やろと思ったのが金メダルの瞬間でした。
大興奮でした。カナダはウインタースポーツの国です。

もう一つウインタースポーツの国を実感したのは子供達でした。
3歳ぐらいの子供達がウィスラーキッズのゼッケンをつけてコーチングを受けています。それも本当に沢山。
もう少し大きくなると、こぶ斜面をおりたり。
それに平日でも若い人が多い。一日目、レンタルスキーを借りたりしたのでゴンドラの駅に行くのが少し遅くなったら、とんでもなく長い列ができていました。
こんな列ぶのウン十年前の八方以来やな、等とみんなでビックリしていました。

もう一度行ける事は無いかもしれないけれど、もう一度行ってみたいスキー場でした。

イエローナイフの夕日

イエローナイフの夕日は地平線に沈んで行きます。

ウイスラービレッジ

ウイスラービレッジ。世界一のウインターリゾートです。

ホームページ用

ゴンドラから更にリフトで上に行くとここに着きます。

ハーモニー

すばらしい景色でした。氷河の地形なので雄大です。

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