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2012年4月12日(木)

  • 2012年4月12日(木) 午後2時56分49秒

そらそうやろ

 先日、撮りだめていたビデオを2本見ました。
1本は、日本の地下で何が起こっているかを分析しているもの。
もう1本は、富士山の事を取り扱ったものでした。
この2本を見ると、改めて日本列島の成り立ちに思いが至り、そらそうやろ。この日本列島は海になったり陸になったりを繰り返し今に至っているんやからと思ってしまいました。恐ろしい話でした。
 まず、今回の大震災がどうして起こったのか、新たにわかったことが解説されていました。
太平洋プレートが、大陸のプレートに年間数センチ沈み込んでいてひずみがたまり、そのひずみが限界に来た時プレートが動いて巨大地震が起こる。それにちがいは無いのだけれど、そのメカニズムはもっと複雑で、一つ一つの地震で起こり方が違う。
日本列島の周囲ではどこでも今回と同じ規模の巨大地震が起こりうる。
プレートの境目には所々岩盤の密着の度合いが強いところがある。それをアスペリティーと言う。そこはプレートのずれに対して密着が強いため動かずどんどんひずみをためて行く。そのひずみが解放される時地震が起こる。その地震の波形はアスペリティーのある場所、大きさによって特有の形になるらしい。その地震波を解析する事によって日本列島のどこにどのような密着を起こす場所(アスペリティー)があるかが分かって来たと言う。今回の地震は限界に達したアスペリティーが解放され、それを引き金にその沖合にあった知られていなかった巨大な岩盤の密着部分(アスペリティー)が動き、その大きな動きが次々と大地を動かしたらしいのいだ。
次に起こるのは四国から紀伊半島沖。北海道の東。房総半島沖。
日本中やんか。

昨日もスマトラ沖でマグニチュード8.6という大きな地震が起きた。前回大津波を起こしたのとほぼ同じところだけれど、横ずれだったため、以前のような大津波にはならなかったらしい。
スマトラ沖地震を研究している科学者は、あの巨大地震の後、その横で連動して地震が起こると予告し、実際起きている。

CGで、大地の動きを見せられると日本列島は水没したり、大陸とくっついたりしているのがわかる。
長い長い地球の歴史の中でほんの一瞬の穏やかな時の中で、生まれ、繁栄して来た人類。
本当にどうなるんだろうと思ってしまった。

2本目は富士山。
これがもう驚きだった。
富士山は成層火山です。溶岩の流れるような穏やかな噴火と火山灰を降らせるような噴火が起こり今の富士山のような形になりました。なんて教えていたのだけれど、今回NHKの番組では特殊なカメラを使って樹海の下にある富士山の姿を見せてくれた。それは本当に荒々しい姿だった。場所によってはまるでアイスランドの割れ目噴火のような噴火が起こっていたらしい。ビックリだ。
富士の裾野は現在樹海におおわれているが、その下には無数の噴出口があったのだ。富士山は日本でも最も活発な活火山の一つ。
岩盤がひび割れ、そこにマグマが上昇してくると独特の微小震動が起こり、それは噴火の予兆であると言われている。あの大震災の直後にこういった兆候が見られ、富士が噴火するのではという情報が流れた。
今、気象庁は富士にその兆候は見られないとしているが、地震、火山の噴火は日本列島とは切っても切りはなせない自然現象だ。

うーん。
あかん!原発作ったらあかん!
しんどいビデオ鑑賞でした。
 

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