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2011年10月15日(土)

  • 2011年10月21日(金) 午後9時20分8秒

檜枝岐歌舞伎

朝日新聞福島支局のツイッターに『檜枝岐村は7月末の豪雨で村全体が一時孤立しました。村への道路には、土石流で寸断された跡が何カ所も残っています。損壊した家屋がそのままの場所もあり、震災で目にした光景を思い起こさせます。』とありました。檜枝岐は学生時代に一人旅で訪れたところです。うん十年前、10月に入ってすぐ、尾瀬から檜枝岐を通り裏磐梯を回る一人旅でした。
 
 尾瀬の長蔵小屋の窓から見た、モノトーンから薄紫色に、そして少しずつ赤みを帯び、色鮮やかな世界へと移り行く尾瀬沼の様子が今でも目に焼き付いています。朝早く尾瀬沼の周りの木道を歩くと、凍てついた木道が澄んだ音をコーンと響かせ、沼でイワナが跳ねる音がしました。尾瀬沼は黄色の世界でした。
 
 その尾瀬からの帰りに泊まったのが檜枝岐です。そこで。幸運にも檜枝岐歌舞伎を見ることができました。立派な舞台でした。「まってました!なかむらや!」じゃないけど、うまい具合にお客さんからの声も飛び、圧倒されながら見ていました。本当にラッキーでした。その檜枝岐が豪雨の被害にあっていたと、久しぶりにツイッターをのぞいて今日初めて知りました。道路も寸断されていたとか。そういえば檜枝岐は福島県。今回の大災害、その上豪雨と心が痛みます。今夜は一部延期になっていた檜枝岐歌舞伎が行われるという事です。『雨が上がってよかったね』と村の皆さんも笑顔だとツイッターに書いてあるのを見てほっとしました。
 昨今の豪雨被害はちょっと今までとは様子が違って恐ろしいものがあります。今日も雨。日本中何事もありませんように。

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