2011年9月4日(日)

　台風１２号がゆっくりゆっくり四国から中国を抜けて行った。この数日間、日本の大きな範囲で大量の雨を降らし、今なお各地に被害を引き起こしながら日本海に抜けていった。我が家のあるあたりはちょうど雨雲がいつもない状態で、昨日など１４時頃まで雨が降っていなかった。警報が出ていたにも関わらずだ。しかし、紀伊半島の十津川あたりでは大量の雨を降らせたようだ。恐ろしい水の流れの映像を目にして、さぞ怖かっただろうと思う。惨状は目を覆うばかりだ。
　変な台風だった。まだ遥か海上にいる頃の９月１日頃からざっと強い雨が降ったかと思うと、パッとあがり。またざっと降ってという天気で風も息のように強くなったり弱くなったり。
　この台風の来た事で一気に涼しくなった。今日は窓を開けていると寒いくらいだ。どうやらこの夏の電力に関する心配はなくなったみたいだ。
　原発なんてなくても大丈夫なんだって、この夏の経験を生かせる生活をみんなが目指せば良いな。電気をじゃんじゃん使う贅沢な生活を見直せば、二酸化炭素の排出量だって押さえられる。
　そして、エネルキー保存の法則！捨てる熱エネルギー、流れる水の運動エネルギー、太陽の放つ光エネルギー、化学エネルギーなど様々なものを電気エネルギーに変える小型の発電機が開発されれば、各家庭で自家発電できる。様々な技術の開発が、様々な形での電力需給のあり方を作り出して行くだろう。何十万年も地下深くに埋めておかなくてはならないような（埋める場所さえ見つかっていない）核廃棄物を生み出すような原発にさよならし、人の制御できない核物質を使わなくても良い電力を生み出して行かねばならない。
　それを実現するために政治が利権やしがらみを振り払い規制緩和をしてほしいものだ。