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2020年4月18日(土)

  • 2020年4月18日(土) 午後4時13分8秒

ふと気がつくと

ふと気がつくと、山々が色とりどりの新緑をまとい私の大好きな春の色に変わっていました。
 仕事をしていた最後の1年、仕事を辞めてから12年、合わせて13年間ほぼ毎週1〜2回京都市内の実家に、母が施設に入ってからは市内の施設に通っていましたが、その道すがら季節季節の自然の移ろいを車を運転しながら眺めてきました。

我が家は京都と奈良の境、木津川に沿って山間に入ったところです。
木津川に沿って両側に迫る里山の山間を走ります。
24号線も木津川沿いです。
四季折々に、そして時刻によって色合いを変える自然を愛でながら、車を走らせてきました。
しかし、今年は新型コロナが猛威を振るい、施設の中には入らせてもらえません。超高齢者ばかりの施設ですから、こんなところに感染が入ってしまったらどうしようもないので仕方がありません。
最後に母に会えたのは施設に立ち入りが制限される1日前の2月11日でした。
往復3時間ほど車を走らせて行っても会えない。
3月は1回、桃の花を持って、4月は昨日、庭に咲くツツジやシャガを持って行きました。
月一回だと自然は劇的に変わっていきます。
3月はまだ産毛のような新芽が出ていたばかりの木々が、4月には色とりどりの新緑になっていました。
新型コロナの感染拡大のニュースで気が滅入っていたのですが、昨日、母のところに行く道すがら、ふと気がつくと周りの山々が新緑で彩られていて、「春だよ。ほら、春だよ。気がつかないの?」と言ってるようでした。
田舎暮らしで、周り中自然があふれているのに気がつかなかったのかと不思議です。

新型ウイルスの感染拡大は世界中に広がり、まるでパニック映画のようです。
2月末におとづれたアイスランドは人口が33万人と少なく、政治がしっかりしていて、12月からパンデミックになる可能性があると準備をしていたとのことです。希望すれば全員が検査を受けることができ、感染者を隔離してしっかり対応できているので、感染者の数が多くてもそれは検査数が多いからで、通常通りの生活ができているそうです。
羨ましい。
それにひきかえ日本は情けない限りです。
新型インフル発生時に対応できるよう訓練までしていた検査体制も取らず、検査数が少なすぎて実態がわからない。
まるで当事者感のない最低のリーダーが、ちっちゃな布マスクをして、プロンプターを見て心のない言葉を発している映像を見ると胸が悪くなります。
5月6日までという緊急事態宣言が発せられましたが、5月6日に設定した理由がゴールデンウイークに人の移動を制限するためというだけで、感染拡大の状況やいつまで緊急事態であるかの説明が一切されません。
5月7日になったら解除されるとはきっと誰も思ってないでしょう。
祇園祭もないらしい。
インターハイも中止が議論されているようです。
見通しが立たないと人は気が滅入り、精神的に厳しい状態になってしまいます。
真実をきちんと自分の言葉で述べてほしい。
わからないならわからない。わからないからそのために何をしようとしているのか、ちゃんと知らせるのが政治の役目じゃないですかと言いたいです。

腹が立ってくる。

専門家によると、ある程度終息と言えるのは22年になるだろうとの話も聞きます。
高齢の母には2年というのは厳しい年月です。
母は、私を覚えていてくれてるかしら、元気にしているかしらと気になりますが、今はどうしようもありません。

腹を立てても、滅入っても仕方がないので、お家でちょいとドタバタトレーニングでもするしかないのかな。🙃

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