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2017年6月21日(水)

  • 2017年6月21日(水) 午後8時50分49秒

東京→日立→鎌倉 小旅行

東京であった西大寺展に合わせ、日本橋のギャラリーで「浄瑠璃寺と当尾の里の写真展がありました。主催は「浄瑠璃寺と当尾の里を守る会」

最終日に西大寺展と共に写真展を訪れ、一度も訪ねてなかった下の息子の住む日立に出かけ、帰りに上の息子の大学の先生の住む鎌倉に立ち寄って京都に帰るという小旅行です。

たった3日だけどなかなか中身の濃い小旅行でした。

写真展の最終日は1時までということだったので、朝早くに家を立ち、12時頃に日本橋に着きました。
私は東京には何度も行っていますが、ほとんどは池袋。なぜなら、主人の実家が池袋だから。
盆や正月に行くのですが、ほとんど池袋周辺で過ごしていました。
だから日本橋も初めてです

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日本橋を示す何やら由緒のありそうな橋の欄干。その下を覗くと、川にお客さんをたくさん乗せた船が浮かんでいました。上には道路が。
高速道路網の下を流れる川を行く東京観光の船なのでしょうか?
これはこれで面白いのでしょうが、周りを無機質な構造物で囲まれた大都会の中の遊覧船のようでした。

東京駅から歩いてギャラリーに。

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中さんの、浄瑠璃寺や、岩船寺など我が家の周りの懐かしい風景と、仏像の写真が展示されていました。美しい吉祥展さんもお厨子の中で柔らかなお顔で澄まし顔で写っていました。
この写真展は、東京の人にも吉祥展さんや九品仏だけでなく、その周りの佇まいの中にあってこそ浄瑠璃寺の素晴らしさがあるのだということを知ってもらいたい。そして、それをないがしろにする奈良市のゴミ焼却場建設に反対する運動に、力を貸していただきたいとの思いで開かれたものでした。

西大寺展にビラが置かれていたのもあって、小さなギャラリーだけど、たくさんの方がいらしたようです。

何はともあれ、成功したのではないでしょうか。
「浄瑠璃寺と当尾の里を守る会」の担当者の方に感謝。

ギャラリーに集合した我が家の息子たちと東京駅で夕食を食べてから日立に行きました。
ここからは久しぶりの息子たちとの小旅行。

2日目、日立でレンタカーを借り、まずは下の息子の賃貸マンションへ。
2LKのマンションに一人暮らしで、十分な広さがあるはずなのに、ほとんど本に占領されています。
予想はしていたものの、ふー。
頑固なところは父親譲り、片付けさせてもらえません。
あーあ。
諦めろという上の息子に急かされて、車で「袋田の滝」を見に出発しました。

茨城の景色は、ここいらとは違っています。
谷筋が広い。もこっ、もこっと山がある感じです。
結構山奥やね。とか、話をしながら途中、竜神大吊り橋を見に行きました。
道標に従って道を行くと立派な橋が架かっていました。

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この橋は、橋そのものが観光らしく、渡っても何処へも行けません。
橋の中程からバンジージャンプをしている人がいました。
バンジーの名所だそうで、これまでに4万人以上が飛んだそうです。
見ている間にも何人か飛んでいました。
ヒェー、と言いながら見ていましたが、これ、なんだか気持ち良さそうです。
手軽に飛んでる気分かなぁ。
ま、私には無理かもですが。

袋田の滝は予想以上に立派な滝でした。
大きな岩盤に無数の滝筋が。
しかも3段になっています。
水量がある時はきっと迫力があるのでしょうが、今回見たような繊細な水の筋が幾重にも大きな岩盤の上を流れ落ちるのは、今までに見たことのない滝の風情で、見とれてしまいました。

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一番下のつり橋からの風景、

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その上にある滝見台からの風景、

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エレベーターで上がった上部の滝見台からの風景。

私は一番上よりも一つ下からの眺めが気に入りました。
北関東のこんな山奥。なかなか来られないと思いました。
日本にもまだまだ知らないところがいっぱいありそうです。

おまけですが。滝の入り口の茶店で食べた鮎の塩焼きが美味しかった。
一口頬張ると、「美味しいなこの鮎(じゅるり)」 って三人とも納得。
正解の昼食でした。

大甕に暮す下の息子と別れて一路鎌倉に。
日立から鎌倉でも結構距離があります。
大都会東京の周りは巨大なベッドタウン。
大船で宿をとりましたが、なんと、東京から大船まで通勤快速はたった一駅しか止まりません。
要するに大船も通勤圏。
どこでもいつでもすごい人。
どこでも緑いっぱい、人間少数の田舎暮らしの私には空気が少ない気がしました。

大学を卒業してからも何かと先生のお手伝いを息子はしていました。その先生が退官して鎌倉にお住まいです。ここまで来たのだから先生を訪ねて見たいと息子が言うので鎌倉に来たのでした。
あいにくの雨。
しかも、鎌倉行きのJRが、架線の点検かなんかでずっと止まっていて動きそうにありません。
大船から、モノレールに乗って江ノ島へ。江ノ電で鎌倉に行くことにしました。
多くの観光客が振替になっていて、江ノ島からの江ノ電は満員でした。
雨が降るのに湘南の海にサーファーが波に揺れていました。
濡れるから一緒か。

こんな雨なのに鎌倉はすごい人です。
ここで知りました。鎌倉は紫陽花のシーズンが観光シーズンなんだって。
鎌倉は初めての息子のために、有名どころに行こうと鎌倉大仏と鶴岡八幡宮に行きました。

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大仏に向かう道路の歩道上に傘をさした人が行き交い、思うように歩けません、えらい人混みです。
紅葉の頃の嵐山やな。
車道に車も通るからもっと難儀や。
ブーブー言いながらやっと到着。

鎌倉大仏は中学3年生の修学旅行で来たことがあります。
その頃の記憶はモノトーンで(写真のせいかな)何もないところに大仏があって、奈良の大仏と違って野ざらしで、中に入ったらコンクリートでと、感動のかけらもないものでした。

今回は、ずいぶん立派に見えました。

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鶴岡八幡宮も大変な観光客の数でした。
大きな八幡宮です。
先生を訪ねる息子を、国宝館の展示物を見ながら待ちました。
遅い。
でも、なかなかお会いできないのだし、我慢我慢。
午後4時閉館。
外へ。
寒い。
うえーん。の気分。
5時頃やっと息子が戻っときました。
私は、鷹揚に会えてよかったね。(心の中は、別)

さてここからが大変でした。
こんなに遅くなるとは思ってなかったので、小田原まで東海道線、そこから新幹線で京都に帰ることにしていました。
ジパングで切符を買った私はのぞみには乗れません。
ところが。小田原に着くともうひかりはないのです。
こだまだととんでもないことになってしまいます。
焦りながら、最善の方法、まずこだまで三島まで、そこでひかりに乗り換えて京都へ行くことにしました。
駅からのバスにも間に合いなんとか家にたどり着きました。

ほんまにお間抜けでした。
あー遠かった。
  
疲れたけれど面白かった。良い小旅行でした。

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