> > 2016年6月2日(木)

2016年6月2日(木)

  • 2016年6月2日(木) 午後4時47分18秒

オデッサファイル

先日テレビで50年ほど前の映画見た。若きジョンボイド主演の「オデッサファイル」という映画。
1963年。ルポライターのミラーは、自殺した老人の日記から、元SS隊員からなる秘密組織“オデッサ”の存在を知る。彼はその実態を調べるため、SS隊員に化けて組織に潜入する。生き続けるナチスの秘密組織を描いたサスペンス・スリラーである。

この映画の題名にもなっているオデッサとは、ナチの戦犯の逃亡の国外脱出や新生ドイツへの不可知的浸透を支援し、名誉回復のためのプロパガンダ活動を行う組織とされている。

映画の中には、生涯で1100人のナチス戦犯の逮捕に貢献したと言われているサイモン・ヴィーゼンタール、「リガの虐殺者」と呼ばれたエドゥアルト・ロシュマンといった実在の人物が出てくるのだが、実際にこのロシュマンはこの映画が公開された4年後に南米で死亡が確認されているらしい。

生々しい。

ドイツは過去の歴史をしっかりと受け止め、戦犯を裁いてきた。
そのドイツでさえ、近頃は移民の問題などもあってなんだか怪しい。
ましてや歴史修正主義者が政権を担っている日本は、本当に危ない。

権力者が簡単に嘘を言い、世界の首脳さえ自分の描いたシナリオに利用する。
ドイツの首相に「同意しない」と言われ、世界の報道機関から選挙のためにサミットを利用したと批判されても、国内ではメディアはさらっと触れるだけで通ってしまうのか。
海外からは冷笑され、特異な国に成り下がってしまった。

海外にお金をばらまき、トップセールスをしているらしいが、このお金は税金だ。
そしてこれによって富を得るのは一部の人たち。つまり格差の拡大を税金を使ってやっている。
日本人は目を覚まさなくっちゃ。
なんで支持率が下がらへんねん。わけわからん!!

> > 2016年6月2日(木)

Page Top