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2016年9月19日(月)

  • 2016年9月19日(月) 午後8時39分12秒

戦争や政治 語れぬ焦燥

このような見出しで、94才の元兵士の体験談の講演が中止となったことが書かれていた。
 この方は、20才の時に太平洋戦争の始まりとなった真珠湾攻撃に参加、その後、ミッドウエー海戦で負傷などの体験を経て、南太平洋では餓死寸前となったことなどから、生かされた者の使命として戦争と平和について語り継がねばと、85才から講演を始めたという。
講演ではいつも「政治家や軍の上層部は絶対に最前線にはいかない。」「国を守るためと言った言葉の嘘を見抜く力を身につけて」などと語りかけていたのだという。
ところがこの夏、講演を依頼されながら一方的に取り消された。
取り消しの電話をかけてきた校長は、「今の政治体制を批判するなら都合が悪い」という趣旨の理由を挙げ「講演の話はなかったことにしてほしい。」と告げたという。戦場体験と平和の大切さを語ることがなぜ政治批判なのか。校長が安保法をめぐり国論が二分した空気を勘案して保身のために公演中止を言ったのだとしたら、戦争をしたがり、平和を大切と思わないのが今の政権だと思っているということ。

こんな風に、身の保身を考える小役人が、どんどん自由にものをいう空気をなくしている。
気がついたら反戦平和の行動を取り締まる法律ができてしまう。そうならないように語り部をしているのだという。
94才。
すごいです。

今日、大阪を反戦平和を掲げて行動をした皆さん。膝を痛めていけなかったけれど、エールを送っていました。

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